このカテゴリでは、慢性腰痛の原因と症状について解説してます。
腰痛には大きく分けて「慢性腰痛」と「急性腰痛」の2種類があります。
日本人の4人~10人に1人は「慢性腰痛」を抱えていると身近な症状です。
- ● 違いは何か?
- ● どのような原因で発祥するのか?
- ● 特徴はどんな事なのか?
- ● どんな症状があるのか?
この知っておくと予防や対処の方法が見つかります。
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慢性腰痛の定義
痛みが発症して3か月以上続くものを「慢性腰痛」とされます。
慢性腰痛の痛みの特徴
慢性腰痛の痛みや不快感の特徴は大きく分類して4つに分けられます。
1、鈍痛が続く腰痛
痛み自体はさほど強くないが、鈍く重苦しい痛みや「ズキズキ」「ジンジン」「ジーン」などの体の奥に響くような痛みがあります。
不快な痛みが慢性的にダラダラと続いたり、痛みがおさまったり、強弱を繰り返しながら徐々に強くなっていく場合もあります。
腰のこり、張り、疲れ、重さなどの違和感や不快感を感じることも多くあります。
2、いつの間にか痛くなる腰痛
気が付いたら腰痛になっていた・・という方も少なくないでしょう。何がきっかけに、いつ痛み始めたのか!?と正確に言えないことも多いです。初めから鈍い痛みを感じる方もいれば、激しい痛みの急性腰痛を悪化させ慢性腰痛になるパターンもあります。
3、自然には治りにくい腰痛
急性腰痛の場合は安静にしていれば治ることがほとんどです。しかし、慢性腰痛では何の対策もせずに自然治癒の確率は非常に低いと言えます。根拠に基づいた治療が必要となります。
腰の障害は骨盤・脊椎(背骨)の歪みが進行して悪化したり、内臓の病気が原因であったり、ストレスなどの心理的要因が関与していたりと多岐にわたります。
治るまでにどうしても時間のかかる場合があります。
4、完治しにくい腰痛
「どれくらいで治りますか?」「いつ頃治りますか?」という質問を投げかけられます。
慢性腰痛は体の自然な老化現象として発生した椎間板の弾力低下や硬化によって起こる現象なので、回復の期間は人それぞれ異なります。
痛みの元となる骨や神経の損傷が自然治癒しないほど傷んでしまった事が原因の方も少なくありません。
進行した慢性腰痛の場合、悪化しないように症状の安定化から徐々に回復をはかる事が賢明です。
慢性腰痛の症状と原因
腰痛の原因は様々です。明らかなものからレントゲンやMRIなどの検査では明確に結論できない不確定要素の腰痛も存在します。
時には内臓の病気による場合もあります。しかし、ほとんどは脊椎(背骨)や骨盤に変化が起こり異常が生じた場合に起こります。
原因が明らかな症状と明確でない症状を比較検証していきましょう。
原因が明らかな腰痛
● 腰椎・椎間板の損傷
腰椎(腰の骨)の骨や椎間板が衰えて形や質が変化し、炎症が起きたり、周囲の組織に刺激を与えることがあります。一番有名なのが「椎間板ヘルニア」です。「椎間板ヘルニア」は自然に治ることも多いのですが、適切な治療を受けないと腰痛の解消が難しい障害の方が多いです。
【腰椎・椎間板の損傷による慢性腰痛】
椎間板症、椎間板ヘルニア、成虫管狭窄症、腰椎分離症・すべり症、変形性腰椎症、脊椎側湾症、骨粗鬆症など
● 腰椎の病気
腰の骨に細菌が感染する病気や主要が出来る病気です。放置すると骨や軟骨が破壊されてしまいます。安静にしていても痛みが治まらないのが特徴です。
【腰椎・椎間板の損傷による慢性腰痛】
化膿性脊柱炎、脊柱カリエス、脊髄腫瘍・脊椎腫瘍など
原因が明確でないとされている腰痛
(病院では確定されない腰痛)
● 腰椎に異常がある場合
病院でレントゲン、MRIといった画像検査を行った際、骨や椎間板などの組織に明確な異常が見られない方も少なくありません。このような腰痛を「非特異的腰痛」といいます。『急性腰痛』の多くが非特異的腰痛ですが、慢性腰痛にも原因がわからないものも沢山存在します。
腰椎に歪みや神経の圧迫などの障害が起きている神経性の痛みの場合は、坐骨神経痛と診断します。神経以外の筋肉や骨に原因があると認識された場合は筋肉症と診断します。
● 心の病が関係している場合
近年の研究結果から、原因不明の腰痛の3分の2は、ストレスや不安、うつなどの心理的社会要因が関与していると分かってきました。こうした腰痛は「心因性腰痛」と呼ばれます。
心理的要因が深く関わっているほど、原因不明の腰痛と診断される確率が高まるので、腰痛が慢性化したり、痛みが強く感じたりする可能性が高くなります。
● 内臓の病気が関係している場合
内臓の病気の多くは、腰痛や腰の筋肉に異常が見られず、専門的な検査を受けなければ原因の特定が困難なものばかりです。したがって、痛みの原因となっている病気を治療しなければ腰痛も解消されません。安静にしていても一向に治りません。腰痛以外の痛みや発熱、嘔吐、排尿、排便障害などの内科的症状から発症することもあります。
慢性腰痛の原因と生活
慢性腰痛の85%が明確でない原因不明の症状とされています。
レントゲンやMRIなどの検査を行った結果、異常がなければ「どこも異常はありません」と診断されるので当然です。
加齢やスポーツ障害、仕事の姿勢などの生活習慣と様々な原因があります。
加齢が原因の場合
加齢に伴い椎間板の弾力が低下し、厚さが薄くなります。
(椎間板の弾力の低下により)関節にかかる負担が大きくなる為、腰椎(腰の骨)の変性が起こり腰への負担は大きくなります。
スポーツ障害が原因の場合
10代の若い世代では外傷やスポーツ障害などによった慢性腰痛が多く発症します。
これは、普段の立ち姿勢や仕事中の姿勢、動きの中の生活習慣が深く関わってきます。
体には生理的彎曲と呼ばれるS字カーブがあります。腰には前に彎曲してスプリングの役割をし力を逃がしてます。
これは、普段の立ち姿勢や仕事中の姿勢、動きの中の生活習慣が深く関わってきます。
仕事の姿勢が原因の場合
最近では、加齢による椎間板の変性ばかりでなく、悪い姿勢や生活習慣の影響から椎間板の変性が起こることも少なくありません。
この腰のカーブが強すぎる姿勢や弱すぎる姿勢、捻れた姿勢、デスクワークや車の運転の姿勢、長時間座りっぱなしの仕事、調理師や美容師、介護士などの前かがみをする時間が長い仕事・・。
このような姿勢や生活習慣は椎間板の変性を起こし、付随する腰や靭帯のバランスを崩し硬くしてしまいます。神経を圧迫し痛みの原因になってしまいます。
慢性的に痛みやこり・ハリ・重さを感じるのは、歪みの癖があるからです。
慢性腰痛のまとめ
慢性腰痛は、痛みはそれほど強くない事が多いのですが、自然に治る見込みの少ない症状です。原因を特定して適切な治癒療法を確立していく事が最善の策となってきます。何の対処もせずに放置すると、腰椎の変性が進んだり、長引く痛みがストレスになるなど、さらに症状を悪化させる危険性が高まります。原因が特定できない腰痛が長期にわたって続いている場合は、目に見える原因(レントゲンやMRIなどの検査結果)にこだわらず、「骨の歪み」や「神経圧迫」「筋肉のバランス」、さらには、不安やストレスの心的問題。腰とは関係のない内臓の病気の可能性。と視野を広く持って、積極的かつ気長に治癒に取り組んでいく心構えが大切です。
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